今日、はじめてGoogleアナリティクスを設定した人はできましたか?
頭の上に「?」が浮かびませんでしたか?
ちなみに、私は数ヶ月前まで知らなかった用語があります。
それが「アカウント」・「プロパティ」「ビュー」の違いです。
「アカウント」を設定するだけでは、アナリティクス解析ができないできなくてしどろもどろ。
他には何を設定しなければいけないのかと思い、管理画面を彷徨うこと数分。
見つけたのが「プロパティ」。
意味も分からずに「プロパティ」を設定し、プロパティIDをWordPressに設定。
数日後から解析ができた。
という意味不明な感じでした。
そんな私が今日、皆さんに「アカウント」・「プロパティ」「ビュー」の違いについて解説したいと思います。
では、今回の講義を始めます。
Google Analyticsの階層構造
今更、このページを見ている方に「Google アナリティクスとは?」という説明は必要ないと思いますので、省かせていただきます。
今回は一歩進んで、そのGoogleアナリティクスの階層構造を見ていこうと思います。
まずは、下の図を見てください。
Organization=組織
Organizationとは組織を意味します。
これについては、他サービスを利用する必要があるので、割愛させていただきます。
Account=アカウント
Accountとはアカウントを意味します。
今回はここからです。
アカウントとは何を意味するのでしょうか。
アカウントとは、Google Analyticsにアクセスする入り口です。
1つの会社に1つのアカウントとして、アナリティクスの設定をしていきます。
つまり、「●●●株式会社」というアカウントを作成するということです。
親会社1社ー子会社3社の「●●●財閥」があるとします。
- 親会社ー1アカウント
- 子会社ー3アカウント
このように作成すると、状況が把握しやすくなります。
他には、アカウントにアクセスすることができるユーザの管理や変更履歴の確認をすることができます。
ちょっと使い方が分からないのですがね・・・
ユーザー管理とは
社内の担当者を限定してアクセス権限と付与することができる機能です。
変更履歴とは
アクセス権限を持つユーザーが行った設定や変更の履歴を確認することができます。
いわゆる、ログです。
[ゴミ箱]とは
念の為に、一定期間削除した設定を保存して機能です。
Property=プロパティ
Propertyとはプロパティを意味します。
プロパティには、ウェブサイト、モバイルアプリなどを設定します。このプロパティは複数設定することが可能です。
つまり、会社ごとに管理しているサイトやアプリを複数設定するということです。私はこれを知りませんでしたので、サイトごとにアカウントを設定していました。
私の場合は、ドメインごとにアカウントを取得して、サブドメインを全てプロパティとして管理しています。
他には、アナリティクスにはGoogle Search Consoleなども設置できるのですが、その設定はプロパティでします。
View=ビュー
Viewとはビューを意味します。
ビューとは実際の分析ページです。
例えば、サブドメインのページ、パソコンやスマートフォンの使い分け、ディレクトリごとのアクセス数などを別のビューとして分析することができます。
そして、社員のアクセス権限をビューごとに設定することができるので、担当者別に設定が可能です。
下記がGoogleのおすすめする設定方法です。
組織、アカウント、ユーザー、プロパティ、ビューの階層構造 – アナリティクス ヘルプ
- www.example.com のすべてのデータを含むビュー
- www.example.com にアクセスした AdWords トラフィック データのみを含むビュー
- www.sales.example.com などのサブドメインにアクセスしたトラフィック データのみを含むビュー
ざっくりとまとめ
- アカウントは、1つの企業・組織につき1つ作成
- プロパティは、1つのサイト・アプリにつき1つ作成
- ビューは、分析したいこと1つにつき1つ作成
という形で運用していくと上手に運用・分析をしていくことができるのではないでしょうか。
私なりの使い方
私なりの使い方を紹介していきます。
アカウント | Aドメイン | Bドメイン | ||
プロパティ | サブドメイン (Aサイト) | サブドメイン (Bサイト) | サブドメイン (Aサイト) | サブドメイン (Bサイト) |
ビュー | ディレクトリ毎 | ディレクトリ毎 | ディレクトリ毎 | ディレクトリ毎 |
私は上記のような使い方をしています。
ただ、ディレクトリ毎というのもWordPressのカテゴリ毎にしています。
あとは、気になる固定ページを設定していたりします。
まとめ
Googleの推奨する設定方法がありますが、何も全てGoogleに合わせる必要はないと思います。
大枠を捉えたら、多少は自分なりの使い方をすれば良いのではないかと思います。
そのあたりは、ご自分で色々と試してみてください。
できたてほやほやのサイトでは訪問者も大してこないので、何度かアカウントを削除しても運営に支障はないと思うので。
今回の講義はこれで終わります。
では、またお会いしましょう!