【決定版】WordPressのサーバー移行・移転手順

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みなさん、いかがお過ごしだったでしょうか。

どうも、れきをくん(@rekiwokun)です。

まずは質問です。

WordPressを移転するときには、どのようにしていますか?

サーバーを変更することは滅多にないと思うので、そんなに移転することはないですかね?

私は、今回サーバーを変更することになりました。

「プラグインでバックアップを取って移転したのか」と思った人が多いと思います。

しかし、わたしは毎回手動でWordPressのバックアップを取って、移転しています。

確かに、プラグインを使えば簡単にバックアップを取れることが魅力的ですが、復旧時にエラーが出てしまったりサポートが終了している場合もあります。

それで私は毎回、FTPとphpMyAdminを使ってバックアップを取ることにしています。

今回は、そんな超簡単にできるサーバー移転の方法をお伝えしたいと思います。

では、今回の講義を始めます。

プラグインなんて使わなくても、WordPressのバックアップはとても簡単です。

1.引っ越し前に確認しよう

動作環境について

移転先のサーバーのWordPressが動作する環境か確認しましょう。

推奨動作環境

  • PHP バージョン 7 以上
  • MySQL バージョン 5.6 以上 または MariaDB バージョン 10.0 以上

必須動作環境

  • PHP バージョン 5.2.4 以上
  • MySQL バージョン 5 以上

データベースについて

サーバーの管理画面で、データベースへアクセスするための情報を調べておきましょう。

ただし、データベースを操作するためのツールが必ず必要になります。

有名なツールだと『phpmyadmin』です。

たまにインストールされていないサーバー会社もあるので、事前にインストールしておきましょう。

2.移転元でバックアップが必要なデータの準備

① WordPressサイトファイルのバックアップ

移転元サーバー(移動前のサーバー)から、対象のWordPressのファイル一式をバックアップしましょう。

バックアップするためのツールは、「FFFTP」や「FileZila」などのFTPソフトを用います。

② データベースのバックアップ

移転元サーバー(移動前のサーバー)から、対象のデータベースをバックアップしましょう。

データベースのバックアップには、「phpMyAdmin」のエクスポート機能を利用します。

【補足】phpMyAdminでデータベースをエクスポートする際のご注意

移転元サーバー(移動前のサーバー)のphpMyAdminでデータベースをエクスポートする際、以下3項目にチェックをされていない場合はエラーが発生する可能性があります。

必ず以下の3項目をチェックして作業を進めてください。

  • 【データ】
  • 完全な INSERT 文を作成する
  • 長い INSERT 文を作成する

【補足】エクスポートで詳細オプションを選択する場合

実際にエクスポートをしようとすると、『簡易』と『詳細』とバックアップオプションを指定ができると思います。

詳細は、さまざまなことを細かく指定してバックアップすることができます。

しかし、簡易を選択しても詳細を選択してもSQLファイルの容量は同じですし、復元は可能なので、特別なこだわりがない限りは『簡易』で大丈夫です。

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3.移転作業手順

① WordPressの設定ファイル(wp-config.php)を書き換える

wp-config.phpは設定ファイルです。

これにデータベースへの接続情報を書き込みましょう。

テキストエディタで開き、下記コードの箇所に適切に情報を入力してください。

// ** MySQL 設定 - この情報はホスティング先から入手してください。 ** //
/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', 'database_name_here');

/** MySQL データベースのユーザー名 */
define('DB_USER', 'username_here');

/** MySQL データベースのパスワード */
define('DB_PASSWORD', 'password_here');

/** MySQL のホスト名 */
define('DB_HOST', 'localhost');

/** データベースのテーブルを作成する際のデータベースの文字セット */
define('DB_CHARSET', 'utf8');

/** データベースの照合順序 (ほとんどの場合変更する必要はありません) */
define('DB_COLLATE', '');

② WordPressの実行ファイルを新しいサーバーに設置する

取得したWordPressのファイル一式をFTPソフトを使ってアップロードします。

アップロード先のディレクトリは、きちんと移転後のサーバー(新サーバー)の設定をしてから行ってください。

③ データベースダンプをインポートする

phpmyadminなどのデータベース管理ツールで、取得したデータベースダンプをインポートしましょう。

もしデータベースが作成されていなければ作成し、そのデータベースにインポートしてください。

たいてい管理画面にデータベースを作成する項目があるので、そこから行ってください。

④ 表示の確認

表示の確認をしましょう。

4.まとめ

WordPressのサーバーの移転作業は以上で終わりです。

サーバー会社によって違いはあると思いますが、それでもだいたい同じです。

上記の通り、移行しても表示ができなかったりしたら、サーバー会社に確認をして再確認してみてください。

一番大事なのは移転前のサーバーからファイル一式をバックアップすること。

データベースからきちんとデータを取得することです。

データを漏れなく取得しないと、移転後のサーバーでエラーが起きて泣くことになります。

今回の講義はこれで終わります。

では、またお会いしましょう!

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