2023年度の宅建士試験の分析とまとめ

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みなさん、いかがお過ごしだったでしょうか。

どうも、れきをくん(@rekiwokun)です。

過去2回に渡り、2023年度宅建士試験についてお伝えしてきました。

私の合格報告と合格体験記です。

今回の記事では試験内容の分析をお伝えして、まとめていきたいと思います。

では、今回の講義を始めます。

2023年度の合格点

2023年度の合格点は

36点

そして、合格率は

17.2%

私の得点は・・・

37点

2023年度の問題の所感

今年、受験した感想としては非常に解きやすい印象を受けました。

ただ、全体的な問題としては肢レベルで見たことがない問題肢がちらほらあって、そこでメンタルをやられて拾える問題も拾えなくなることがあったのではないかと思いました。

理由

改正点をしっかり対策する

というのも、2023年度試験では宅建業法の改正があり改正点が多数出題されました。

宅建士試験では改正があると、改正点を多く出題することは過去問からも明白です。

このことから当然のように多数出題されることは予想できていました。

改正点が多い年度の問題は改正点で失点する人が多くなる傾向にあるので、他の問題を優しくすると、相対的に問題の質は解きやすくなると予想しました。

実際に試験会場で解いた印象としては予想どおりで、改正点の問題以外は非常に解きやすかったです。

統計問題が鬼門だった

宅建士試験の王道の合格法としては、統計問題で必ず1点を得点する!というのがあります。

しかし、今年度は統計問題が数字をダイレクトに問われるという過去にない問題でした。

統計問題の勉強法としては、去年の数字と比べて上がったか下がったかを覚えればいいと言われているので、覚えていない人も多くいたと予想され、捨て問になる可能性があると思いました。

私は、幸いにも使った資料に数字の語呂合わせがあったので、今年度は数字も大まかな概数として覚えていたので解けました。

予想合格点

それを踏まえて、試験会場で脳裏を過った合格点は36点よりの36~37点でした。

非常に問題が解きやすい → かなりの人が得点してくる 37点

しかし、改正点の出題が多めで統計問題が捨て問になる → 失点が多めにでやすい 36点

という感じで予想しました。

そして、今回の改正点は今後の実務にも大きく影響することです。

印鑑の廃止です。

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過去の合格点と合格率

最後に過去の試験の合格点と合格率を掲載しておきます。

平成の初期の合格点は非常に低かったことが分かります。

一方で、合格率は現在よりも低いので、きちんと勉強をして行く人が少なかったんですかね・・・

宅建士試験の合格点と合格率の推移
宅建士試験の合格点と合格率の推移
実施年度合格点合格率
令和5年度3617.2%
令和4年度3617.0%
令和3年度(12月試験)3415.6%
令和3年度(10月試験)3417.9%
令和2年度(12月試験)3613.1%
令和2年度(10月試験)3817.6%
令和元年度3517.0%
平成30年度3715.6%
平成29年度3515.6%
平成28年度3515.4%
平成27年度3115.4%
平成26年度3217.5%
平成25年度3315.3%
平成24年度3316.8%
平成23年度3616.2%
平成22年度3615.2%
平成21年度3317.9%
平成20年度3316.3%
平成19年度3517.3%
平成18年度3417.2%
平成17年度3317.4%
平成16年度3216.0%
平成15年度3515.3%
平成14年度3617.4%
平成13年度3415.3%
平成12年度3015.5%
平成11年度3015.9%
平成10年度3013.9%
平成9年度3414.2%
平成8年度3214.8%
平成7年度2813.9%
平成6年度3315.2%
平成5年度3314.4%
平成4年度3216.0%
平成3年度3414.0%
平成2年度2613.0%
平成元年度3315.0%
https://www.retio.or.jp/exam/pdf/zissigaikyo.pdf

まとめ

年々、問題の難易度が上がっているように感じます。

相当、過去の問題も見てみると問題というより脳トレに近いレベルで難易度が低いです。

現在は行政書士試験や司法書士試験の問題を参考にしているのかと思うくらい難しい問題もあります。

ただ、一方で論点の本質を突いた良問が多いのも宅建の強みです。

今後、より上位の資格を取得することを目指している人は、権利関係をしっかりと解いて欲しいと思います。

今回の講義はこれで終わります。

では、またお会いしましょう!

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