Androidアプリ開発のIDEは何を使っていますか?
つい最近までは、Eclipseを使って開発をしている人が多かったのではないでしょうか。
もちろん、HTML5やKivyを使って開発をしている人は専用の開発環境があると思います。
しかし、現在Javaを使ってAndroidアプリを開発しようと思ったらAndroid Studio一択になるかと思います。
というのも、GoogleがEclipseのADKのサポートが終了したので、 JavaでAndroidアプリの開発をする人は Android Studioに移行するという現象が起きているわけです。
とても便利の良いIDEなのですが、日本人に対するアメリカ企業ならではの落とし穴があります。
それは何かというと、日本語化がされていないということです。
私も先日、寝る前に四苦八苦し、あーでもないこーでもないと言いながら、ずっと気になっていた日本語化をしていたわけです。
Google 先生に質問をしても迷いに迷ったのには理由があります。
それは、Windows・Mac に関する日本語化の情報はあるのに、何故かLinuxに関する日本語化の情報は存在しないというアウェー感を突き付けらたからです。
こんな不親切なことがあってはならない。
質問をすれば教えてくれる人がいる。
それがネットの基本ではないだろうかということで、私が記事にしてやろうと思ったわけです。
では、今回の講義を始めます。
Android Studioとは?
兎にも角にもAndroid Studioとは何かを知らないと話にならないわけですが、皆さんはその正体が何かを知っていますか?
Android Studioとは、GoogleがJetBrainsの開発したIntelliJ IDEAを基盤に開発をしたAndroidアプリを開発用のIDEです。
このIDEをリリースしたことにより、AndroidといったらEclipse+ADT(Android Development Tools)という開発環境が2016年9月のAndroid Studio 2.2のリリースをもって完全終了しました。
しかし、このAndroid Studioには大変使いやすい便利なIDEにも関わらず、日本人にとっては1つだけ欠点があります。
先程も言いましたが、、、日本語に対応していないということです。
では、今から日本語にしていく方法を手順を追って説明していきます。
日本語化の手順
① Pleiades のダウンロード
まず、 MergeDoc Project から Pleiades をダウンロードしてきます。
長年、Android開発を一度でもしたことがある方には馴染みのある名前だと思います。
気付きましたかね?
そうです、 Eclipse の日本語化パッケージをそのまま使うのです。
Android Studioの元は「IntelliJ IDEA」でしたが、このソフトを日本語化するときはPleiadesを使って日本語かしていくのです。
なので、Android Studioでも同じ手順で日本語化できるということです。
昔は有志の方が専用の日本語化ファイルを作成していてくれたのですがね・・・
② ファイルのコピー
パッケージを解凍すると、様々なフォルダが出てくると思います。
その中の【plugins】を使います。
Eclipseだとインストールディレクトリの【plugins】【features】に上書きコピーします。
しかし、 Android Studioでは少し違うフォルダにコピーします。
ホームディレクトリの隠しフォルダになっている【.AndroidStudioX.X】 以下に、【plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades】を躊躇なく全てコピーしてください。
③ vmoptions を作成
その後、Android Studioを起動させメニューから【Help > Edit Custom VM Options…】で下記のカスタマイズ用のvmoptionsを作成します。
以下の文を追加してください。
-Xverify:none
-javaagent:(Pleiades を配置した場所のフルパス)/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
ここまでの手順をすべて終了したら、終わりです。
お疲れ様でした。
まとめ
やってみるとすごく簡単なのですが、ホームディレクトリの隠しフォルダに入れるのは盲点でした。
憶測ですが、 Android Studio を更新した時に Pleiades が削除されて日本語化がなくなることを恐れてなのでは?と。
いずれにしても無事に日本語化ができたので、良かったです!笑
そして、最後に記事自体は9月頃に書いて下書きになっていたものです。
やっと公開することができました笑
今回の講義はこれで終わります。
では、またお会いしましょう!