「MOSを受験しよう!」
と心に誓ったけど、周りの人に「そんなに難しくない試験だから、普段Excelを使ってたら勉強しなくても合格できるよ」と悪魔の囁きをされませんでしたか?
私が在籍する教室にも悪魔の囁きを信用して、ノー勉で受験するも華麗に撃沈していく受験生が後を絶ちません。
今、この記事をお読みの皆さんは、悪魔の囁きを信用せずにきちんと勉強をして受験をしてください。
では、どのように勉強したらいいのか?
その答えは単純で『MOS試験のための勉強をする』ことに尽きます。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、何も大学入試や国試の受験勉強をするわけではないので不安に思われているほどではありません。
きちんとご自分に合ったテキストを使用し、正しい方法で勉強をすれば確実に合格できます。
今回の記事では、どのテキストを使ったら良いのか分からない人のために、現役のMOS資格対策を得意とするパソコンインストラクターがおすすめのテキスト・参考書をご紹介していきます。
では、今回の講義を始めます。
私が一番おすすめするFOM出版
特にこだわりが無いのであれば、FOM出版がおすすめです。
『よくわかるマスター』シリーズとして、すべてのバージョンのすべての科目を出版していますので、FOM出版だけで『マイクロオフィススペシャリスト・マスター』の称号まで目指せます。
おすすめの理由は、以下の3つです。
- 逐一、写真付きで分かりやすい
- 資格取得後も使える細部に渡る解説
- 模擬試験が絶妙
また、このFOM出版をマスターすれば間違いなく合格することができます。
逐一、写真付きで分かりやすい
パソコン初心者は文字だけだと、どのような手順で操作をすれば正解か判断がつきにくいと思います。
なので、逐一写真が付いているテキストがベストです。
他の出版社のテキストも写真付きで説明はしてくれているのですが、途中の手順が省かれていたりして、指示通りの操作ができなかったりします。
一方で、FOM出版のテキストはすべての手順を逐一写真付きで解説してくれているので、大変分かりやすいです。
ほんと、写真の豊富さは他社を抜いて随一です。
資格取得後も使える細部に渡る解説
MOSのテキストには試験の合否には関係のない情報も含まれています。
合否には関係ないけど、それを読むことで理解が深まる情報です。
色々なテキストを見てみると、その説明もFOM出版が分かりすいです。
また、サイドに掲載されているポイント解説が本当にポイントを抑えているので、大変役立ちます。
合格されたら、実務でofficeを使い始めて分からないことが出てくると思います。
本来であれば、FOM出版の基礎本・応用本を改めて購入して勉強するのがおすすめなのですが、金銭的な理由からMOS専用のテキストを見直すのもありだと思います。
それくらい後々まで使用ができる良書です。
模擬試験が絶妙
各社MOS試験対策本にも模擬試験が付いていますが、問題の質がFOM出版はずば抜けて良質です。
はっきり言って、この模擬試験をひたすら繰り返して間違えてた問題を徹底的に見直すという戦法で戦われれる人がいるほどです(必ずしもこの方法で合格するわけではありません)。
正しい方法で勉強する方も徹底的に模擬試験を繰り返して、本番の形式に慣れて本試験に望んでいただきたいと思います。
模擬試験だでも2,000円の価値のある、そんな代物です。
その他の特徴
カラーである
その他にも良い点はたくさんありますが、兎にも角にも『カラー』である点でしょう。
他社のMOS試験対策の本では『モノクロ』であるテキストが多いですが、FOM出版のテキストは『カラー』なのです。
各操作の表題部分がカラーになっていたりして、大変構成が見やすくなっています。
また、操作するときに入力する文言などが太字なっていたりして、これも大変見やすくなっています。
出題範囲を100%網羅している
テキストの薄さから出題範囲が網羅されていないのではないかと心配になる人も多いと思いますが、出題範囲はこの1冊で完璧に網羅されています。
MOS試験は、スペシャリストとエキスパートに分かれていまして、そのレベルに応じて出題範囲が決まっていますので、そんなに出題範囲は広くありません。
その限られた出題範囲を徹底的に分析し、出題範囲のすべての機能の解説と問題を『Lesson』という形式で紹介されています。
講師から見れば、「これは間違いなく出ないな」という機能まで網羅されていたりするくらいですので、安心してご使用していただいて問題ありません。
基本的にこの1冊で十分
これまでご紹介したとおり、FOM出版のMOS試験対策本は、MOS試験を徹底的に分析・解析し、出題範囲をすべて網羅されるように製作されている短期合格を可能にしたテキストです。
したがって、この1冊で十分に合格ができます。
FOM出版のテキスト
Word
Excel
Power Point
Access
FOM出版だけでは不安ですか?
FOM出版だけでは不安って方もいらっしゃいませんか?
稀になのですが、FOM出版の1冊だけでは合格が困難な方もいらっしゃるのは事実です。
これには理由があるのですが、そういった方におすすめするテキストがあります。
その名も『日経BP』です。
日経BPの特徴
日経BPの最大の特徴は、FOM出版よりも本番に近いことです。
FOM出版よりも、さらに本番に近い形式で学習をしたいという方に大変おすすめです。
ただ、FOM出版を完璧に仕上げていない方が使用するのは手を広げるだけになるので、必ずFOM出版の内容をすべて咀嚼した後に使用してください。
2冊をこなすことが可能である方には、FOM出版のテキストで合格レベルまで仕上げて、日経BPで総仕上げで模擬問題をするという選択肢もあります。
再三申し上げますが、日経BPはFOM出版を完璧にした後に使用してください。
日経BPのテキスト
Word
Excel
Power Point
Access
まとめ
MOSは長年人気のある資格となります。
職業訓練でも基礎的な資格として取得を求められることが多いのではないでしょうか。
WordやExcelに関してはExpertレベルは、少しレベルが高くて合格水準が上がりますが、Specialistレベルでは数をこなせば必ず合格できます。
まずはSpecialistレベルを確実に合格して、そしてさらなる高みとしてExpertレベルに挑戦してみてください。
今回の講義はこれで終わります。
では、またお会いしましょう!